そんな悩みを解決できる方法をステップに分けて具体的に紹介しています。
本記事のテーマ
【話下手な人向け】話は結論から【自分の主張が受け入れられやすくなる】
記事の内容
- トーク力の重要性
- 伝えたい事が伝わるPREP法とは?
- プレゼンなどで重要な台本の作り方
- セールストークで有効な話し方BFAB法とは
- トークスキルの練習方法<インスタライブ編>
- トークスキルの練習方法<YOUTUBE編>
- トークスキル(TTP戦略)
- 話し方の注意点
- 話している時の立ち振舞について
- ストレスを与えない話し方
読者への前置きメッセージ
本記事は話下手だけど人前で発表する機会がある人に向けて書いています。
本記事を読む事で伝わりやすい話の順番が分かり、自分の発言に自信を持つ事が出来ます。
実際に私も話下手で、何を話していいのか分からない!っと言う状態でしたが、コツを掴んだ事で自分の発言に自身を持つ事が出来るようになりました。
本記事ではトーク力を上げるための方法を順番通りに紹介しています。
少し回りくどいような手順があるかもしれませんがトーク力を鍛えるために必要な工程です。
トークスキルが自分の脳にしっかりインプット出来るまでは順番通りに行ってもらう事をオススメしています。
トーク力の重要性
人が生きていく上でトーク力は最も重要なスキルです。
なぜなら、伝えたい事はちゃんと相手に伝わっていなければ価値がありません。
特に日本語は主語を省略しがちで、お互いにその場の雰囲気で話を進めてしまう事も多く理解のすれ違いが起こってしまいます。
プライベートならその場の雰囲気で話をしてもいいかもしれませんが、商談やプレゼンなどの重要な時には後々大問題に発展する事もありますね。
ここでは、理解のすれ違いを防ぐために重要なポイントを紹介します。
目的の設定
自分が何を伝えたいのか?っと言う主張を明確化します。
誰に何を伝えたいのか?っと言う土台がしっかり決まっていなければ話の軸がズレていき、何も伝わらないまま話が終わってしまいます。
では具体的にどうすればいいかと言うと、5W1H(いつ、だれに、どこで、なにを、なぜ、どうやって)をしっかりと設定し、自分が主張したいゴールと聞き手にとってのメリットを全部書き出します。
自分の主張を具体的に書き出す事で軸がブレないしっかりとした主張が出来るようになります。
伝えたい事が伝わるPREP法とは?
伝わる話し方にはテンプレートが存在します。
それがPREP法と言う物で、この章ではPREP法について詳しく説明します。
PREP法とは?
PREP法は文章構成フレームワークの1つで、4つの単語から作られています。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
主にブログやプレゼンなどの情報を発信するような時に活用されており、ビジネスシーンでは定番の話し方の1つとなっています。
どういう時にPREP法を使うのか?
PREP法は、商談、プレゼン、ブログ、YOUTUBEなどの伝えたい事を確実に伝えなければならない時に活用されます。
PREP法は冒頭で結論から話し始めるため「何について話しているのか?」が分かりやすく、理由や具体例もあるため説得力のある話し方が出来ます。
PREP法の構造自体も非常にシンプルで使い勝手が良いので、大事な局面では基本的にPREP法を使っておけば相手を納得させる事が出来ます。
具体例
マーケティングの重要性を上司にPRしたい時
「部長!うちにもマーケティング専門の課を作りましょう!いま現在、うちの売上は競合に負けていてその差はどんどん離される一方です!うちより売上の少なかったA社は専用のマーケティング課を作って戦略を組みだしてからどんどん業績を伸ばし、いまやうちに追いつこうとしています。伸びている会社には必ずマーケティング専門の課が存在しているので、うちも早急にマーケティング課を作るべきです!」
このような感じで伝えたい『結論』を最初に話し、『理由』『具体例』『結論』の順番で話していきます。
慣れてくるとすぐ出来るようになるので、練習あるのみですね。
プレゼンなどで重要な台本の作り方
プレゼンでもYOUTUBEでも自分が何かしら情報を発信する時には『台本』が必要です。
台本を作る事で話が脱線したり言葉に詰まる事なく話す事が出来ます。
台本作りのポイント
ここでは台本作りで重要なポイントを3つご紹介します。
聞き手の問題点
台本を作る時にはまず、聞き手がどんな問題に悩んでいるのかを考えます。
なぜなら、自分が主張する事は聞き手の抱える問題を解決出来る提案をしなければならないからです。
例えば、聞き手が『集客』に悩んでいるとします。
あなたの持っているツールを使えば「聞き手の集客の悩み」を解決する事が出来る。
相手の悩みを軸にして台本を作って行きます。
聞き手のメリット
自分が主張したい内容と言うのは、聞き手にとってメリットが無ければなりません。
もし聞き手が集客に悩んでいるのであれば、「このツールを使う事で具体的にいまの集客人数が○○から△△へ上がる可能性が非常に高い」っと言ったように、相手の悩みを解決する具体的な未来をイメージさせてあげます。
未来をイメージさせる事で、聞き手にとって「必要だ!」っと感じさせる言葉を選びます。
台本作りの作成手順
台本を作る時にはまずKJ法(思いついた事を付箋にメモしていき後からカテゴライズする方法)で徹底的に思いつく限りのアイデアを出し尽くします。
作りながらアイデアを考えていると、後から文章の修正や本当は必要だったはずの情報が抜けていたりと手間もかかるし台本の質が下がってしまいます。
そこで、まずは徹底的にアイデアを出し、類似性のあるアイデアをカテゴライズしてからシンプルに文章構成を考えます。
KJ法で出したアイデアを元にPREP法で文章を考えてみてください。
セールストークで有効な話し方BFAB法とは
物を売る時、セールストークで有効なのはBFAB法と言う話し方になります。
BFAB法とは4つの単語で成り立っています。
その4つ単語とは、
- Benefit(メリット)
- Feature(特徴)
- Advantage(比較)
- Benefit(メリット)
最初に聞き手の悩みを解決しくれるようなメリットを提示してあげます。
そして、商品の特徴を話した後に他社との比較を伝え、最後にまたメリットを伝えてあげる事で商品の良さを受け入れやすくなります。
具体例を出すとすると、
「この腹筋ローラーを使って頂くと夏頃にはシックスパックになって海でモテモテになりますよ!この腹筋ローラーはストッパーがついているので怪我の防止をしてくれます。他所の商品とかだとストッパーが無いために筋力の少ない方だと非常に危ないのですが、弊社の商品は安全を売りにしているので筋力に自信の無い方でも十分にトレーニングとして役立ちます。夏までにシックスパックを手に入れて海やプールで注目を浴びてみてください!」
のような順番で話す事で相手の購買意欲を上げる事が出来ます。
トークスキルの練習方法<インスタライブ編>
トークスキルの練習ではインスタライブがおすすめです。
なぜかと言うと、インスタライブでは自分の話している事に対してコメントが来るので、話している内容が聞き取りにくいか理解されているかを判断する材料になります。
自分を成長させるためには自分の行動を評価する回数が非常に重要で、評価する回数が多いほど人は成長していきます。
インスタライブで貰えるコメントはまさに評価の嵐なので、自分のトーク力がグングンと上がっていきます。
トークスキルの練習方法<YOUTUBE編>
トークスキルの練習方法としてはYOUTUBEもおすすめです。
なぜなら、動画にしてみると自分の話し方を客観的に見る事も出来るし、テロップやパワーポイントなどを使って視覚的に分かりやすくする事がプレゼン技術向上にも役立ちます。
YOUTUBEに投稿しておくと見直しかも簡単だし、就職や転職時のプレゼン能力のアピールにも活用できます。
トークスキル(TTP戦略)
トークスキルを磨くために一番の近道はTTP(徹底的にパクる)をする事です。
話し方がうまい人の話し方をTTPする事によって自分の話す技術が飛躍的に上がるからです。
話し方の抑揚や速度、重要な事を伝える時の言葉選びなど、盗める事がたくさんあります。
一例を出すのならば、自分が聞いて欲しい言葉の前には『なぜなら』『つまり』『例えば』を使う事で言葉が強調されて相手が聞く体制に入ります。
他にも『現状を否定』してみたり、声を大きくゆっくりしてみたりする事で聞き手にとって興味を惹くような状況を作り出す事が出来ます。
YOUTUBEやTEDやMUPなどに参考となる動画がたくさんありますので、ぜひTTPをして話し方を吸収してみてください。
話し方の注意点
話し方について注意点が3つあります。
これは重要なので覚えていってください。
ひげ言葉はNG
ひげ言葉とは、「あ~~~、」「え~~っと」などの考えている時に思わず出てしまう言葉です。
ひげ言葉を使うと話の腰が折れてしまい、せっかく興味をもった話から脱線してしまいます。
ひげ言葉が出ないように、しっかりとした台本を作って、暗記をしてから話すようにします。
瞬間前置き
瞬間前置きとは、「ここだけは!」「ココからが重要です!」「これだけは覚えて」など、次に説明する文を強調する言葉です。
瞬間前置きが入る事で、「ここは重要なポイントなんだ」っと要点を聞こうとします。
例えば、学校の授業などで先生が「ここテストに出るぞ」って言ったらそこだけメモしたりしませんか?
瞬間前置きをする事で、聞き手にとって「これは聞き逃してはだめだ!」っと思わせる事が出来るのです。
3つ定義する
主張したい事の根拠は3つ用意します。
なぜかと言うと、根拠を3つ用意する事で説得力が増すんです。
実際に信頼度の実験が行われたのですが、
- 根拠が1つの時の信頼度は66%
- 根拠が2つの時の信頼度は75%
- 根拠が3つの時の信頼度は80%
- 根拠が4つの時の信頼度は82%
根拠が3つまでの時には大きく信頼度が上がるのですが、4つになると信頼度の上昇率が低いのがわかります。
用意する手間などを考えても根拠は3つあたりで止めておくのが効率的ですね。
話している時の立ち振舞について
自分が話している時には立ち振舞が重要です。
なぜなら、聞き手は人の話しを長く聞いていると退屈になってくるんですね。
なので、手を使ってジェスチャーをしてみるとか、アイコンタクトをして自分に話しかけられているような錯覚を出すとか、時々質問してみて「次に自分が当てられるのでは?」っと言う緊張感を出してみたりします。
立ち振舞を意識的に起こす事によって聞き手に飽きさせない話し方が出来るようになります。
ストレスを与えない話し方
ストレスを与えない話し方が出来るかも重要です。
人はストレスがあると理解力が低下してしまうため、相手にストレスを与えるほど自分の伝えたい事が伝わらなくなります。
具体的にどうすればいいのかと言うと、
- 伝えたい事を絞る
- PREP法で聞きやすい話し方をする
- 台本を作って覚える
- 話し方に抑揚をつける
- プレゼンをしている人の話し方を真似る
以上を注意して練習すればストレスを感じさせない話し方が出来るようになります。
相手にストレスを与えない理解されやすい構成で話してみてください。