あなたが個人もしくは中小企業の担当者で、あなたのビジネスを計画的に成功させたい!と思うのなら「ランチェスター戦略」が役に立つ事でしょう。
一点突破!局地的!接近戦!これが弱者故に出来る唯一の方法となります。
ランチェスター戦略とは
ランチェスター戦略は第二次世界大戦中に、米国で開発された軍事用の戦略です。
もともとは孫氏の兵法をモデルに改良されて作られたとの話もあります。
ランチェスターの戦略は第一法則「原始的な戦い」と第二法則「近代的な戦い」の2つで構成されます。
第一法則「原始的な戦い」
個人、中小企業向け戦略で、「一騎打ち・局地戦・接近戦」を使い、自分の得意分野を生かした小回りと専門性を持って戦う戦略になります。
第二法則「近代的な戦い」
大手企業、シェアNo.1の企業向け戦略で、「確率戦・広域戦・遠隔戦」を使い、圧倒的な資金力や物量でシェアを広げていく戦略になります。
弱者が強者に勝つためには
個人・中小企業と言う弱者の立場で大手と戦うにはどうすればいいのか?
自分より強い者に戦力で勝とうとしても圧倒的な力で潰されてしまいますよね?
そこで、自分の得意分野に力を集中して一点突破で活路を開いていきます。
例えば、あなたが「自社のオリジナルメンズ用の洗顔を売らなければいけない。」っとなった場合、もうすでに知名度のあるブランドに対抗する手段として何をするでしょう?
価格で勝負してしまうと第二法則の大手企業の戦略の的となり、生産量の高い大手に潰されてしまうでしょう。
と、するならば第一法則「一騎打ち・局地戦・接近戦」を使い、専門性を高めた戦略で攻めていく事になります。
具体的には、徹底的に深堀りした情報を顧客に提供する。
大手では出来ないほど徹底的に商品にこだわり、こだわり抜いた商品情報を余すこと無く顧客に伝えるのです。
大手であればあるほど動きは鈍く、万人に受けるような商品作りになってきます。
ならばあなたが取る方法としては、もっと狭いグループ。
例えるなら「30歳になり、老化が気になりだした男性に向けた肌ケアの高級洗顔」などです。
ターゲットが明確になり、「メンズ用洗顔」から、「肌ケアのためなら多少の出費は仕方ないと思い悩んでいる30歳男性」へと戦場が移動しました。
後は「なぜこの洗顔がいいのか?」「この洗顔の何がいいのか?」「これを使う事でどうなるのか?」を具体的に伝える事で、お客さんはあなたの商品をあなたから買いたいと思うようになるでしょう。
まとめ
ランチェスター戦略、弱者の戦略である「第一法則」についてご理解頂けたでしょうか?
今回は他を圧倒出来る情報を武器に戦う事を例として上げましたが、一点突破出来る武器であれば何でもいいのです。
「知識も無いし、文章もかけないし、値段も高いよ」
そういった場合でも、あなたの人柄や商品への情熱など、あなた自身を売り出す事だって可能です。
どんな状況であろうとも、必ずあなたしか、あなたの環境下でしか使えない武器が存在します。
視点を変えれば短所は長所。
「値段が高いのは、素材などにこだわりがある」
「発送が遅いのは、一つ一つ検品を行い満足頂ける丁寧な仕事をしている。」
表現を変えるだけで何でも武器に出来るのです。
ランチェスター戦略を意識した戦略を立て、競合に対する武器を確立しましょう。