結論から言うと以下の3つの方法があります。
価格競争を乗り切る3つの方法
- 付加価値を付ける
- セット販売・まとめ販売をする
- 誘導リンク販売をする
それでは以下で詳しく説明しますね。
本記事はこんな方におすすめ
- 型番商品を扱っているネットショップ向け
- 価格競争に巻き込まれやすい類似商品を扱っているネットショップ向け
- ネットショップでの利益を出す売り方が分からない初心者向け
ネットショップ運営の悩み!型番商品で使える価格競争を乗り切る3つの方法!
ネットショップを運営していると必ず悩まされるのが価格競争。
価格を1円でも安くしないと買われないから競合より値段を安くしていって最終的には利益が出ないって事になりますよね。
ここでは、そんな価格競争から抜けだす方法を紹介します。
付加価値を付ける
商品・店舗・人などに価値を付ける事でお客様をファン化させて価格競争から抜け出す方法です。
具体的な方法はこちら
付加価値戦略
- セルフブランディング
- 商品ページライティング
- 店舗の権威性
それでは1つずつ説明していきます。
セルフブランディング
セルフブランディングとは、自分のショップもしくは自分自身をブランド化してしまう方法です。
なぜセルフブランディングをすると価格競争にならないかと言うと、「あの人から買いたい」「あの店舗から買いたい」っと思わせる事で購入する値段を見なくなるのです。
例えばお気に入りの営業さんから「この商品良いんですよ~」って勧められると、「じゃあ、ちょっと仕入れてみようかな」って気持ちになりませんか?
お店でも良いです。お気に入りの店員さんから商品を進められると、「じゃあ、それ貰おうかな」ってなって値段を見る事なく購入を決める事があります。
商品を進めてくれた人を信用しているから『値段<信用』って感じで値段自体が購入の決め手ではなくなるのです。
セルフブランディングをするためにはブログやSNSやYOUTUBEなどを使って情報をどんどんと発信する事。
情報を発信して人々に『その道のプロ』っと言う認識をされる事で信用が生まれて「この人から買いたい」って思わせる事が出来ます。
セルフブランディングを学ぶために
セルフブランディングを学ぶのにおすすめなのはダイレクト出版が発行している『コンテンツ・マーケティング64の法則』です。
こちらの本は人を魅了して自分のファンにさせるためのコンテンツ作りの法則が書かれています。
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商品ページライティング
商品ページライティングとは、いますぐ購入したくなるような商品ページを作って比較する間もなく購入させてしまう方法です。
商品を比較してしまう理由は、商品ページの情報が不足してて「よく分からないし一番安い所から買うか」って気持ちにさせてしまうのです。
作りこまれた商品ページであれば不安や疑問が全て解決しているので、流れるように購入ボタンへ誘導されます。
具体的な商品ページの構成はこちら
BEAFの法則
- Benefit(ベネフィット)・・・商品を購入する事によって得る事が出来る未来
- Evidence(エビデンス)・・・商品の権威性、雑誌やランキングに載ったなど第三者が商品自体の価値を担保する事
- Advantage(アドバンテージ)・・・競合優位性、多店舗や他の商品よりも優れている事
- Feature(フューチャー)・・・商品情報、スペック表など
この法則を使うだけで商品ページの価値が高くなります。
店舗の権威性
店舗自体に権威性を持つ事で高くても売れるようになります。
これはセルフブランディングに似てる部分もあるのですが、例えばパソコンを買う時に『レビューが沢山ある有名なパソコンショップは10万円』と『レビュー無しの無名なパソコンショップは9万円』どっちからパソコンを買うでしょうか?
人は失敗する事を恐れる心理があるので、「よく分からない所から9万円で買って失敗するよりも、レビューが沢山ある有名な所で10万で買った方が安心感があるな」となって10万円払うのです。
これは店舗自体に『レビューが沢山ある』『名前を聞いた事がある』って言う権威性を感じる事で安心感にお金を多く払うんですね。
店舗の権威性を上げる方法としては、
店舗の権威性を上げる方法
- レビューを書いてもらう。
- 雑誌やテレビやSNSなどの情報発信できる場所で顔を売る
- これだけは負けないと言う特徴やキャラクター性を持つ
費用をあまりかけずに効果が高いのはレビューを書いてもらう事です。
『レビューを書いてくれたら次回半額のクーポン券が手に入ります。』っとか商品ページに書いておけば結構簡単に書いてくれるのでおすすめですよ。
セット販売・まとめ販売をする
セット販売やまとめ販売など複数の商品同士を掛け合わせる事で価格競争から抜け出せます。
これは結構色々なショップがやっている手法なんですけど、セット販売やまとめ販売のような売り方になると単品の価格が曖昧になるんです。
もっと言うと、『単品ズボン1000円』『単品ジャンバー1200円』の商品を『上下セット2400円』なんて売り方してても売れたりします。
セットになったら200円高くなるのに不思議ですね。
まっとうなビジネスをしている店舗さんは真似しない方が良いですよ。
バレて炎上しちゃうので。
Amazonみたいにほぼ匿名状態で売れるような媒体だとよく使われてますけどね。
具体的な使い方としては『ズボンとジャンバー』に別メーカーのタオルとかベルトとかつけてセットにすると既製品なのにオリジナル商品が出来上がりますね。
このようにセット販売やまとめ販売にするだけで単品価格が曖昧になって値段に融通が利くようになるんです。
誘導リンク販売をする
誘導リンク販売って言うのは、『人を集めるための目玉商品に本来売りたい商品のリンクを貼って誘導する』方法。
どういう事かと言うと、Google検索にしろモール検索にしろ上位表示されるのは『人が集まる(売れる)商品』です。
人を集めるためには注目させないといけないので『目玉商品』として安売りする事で商品ページ自体に実績を作っていきます。
商品ページに実績が出来るとさらに人が集まるサイクルに入るので、そうなったら本来自分が売りたい商品のバナーリンクを貼って高利益の商品へ誘導します。
モール運営する上では王道と言われる手法で、『ズボンだけ安売りして上着は値段を上げる』とか『スペックの違う同じような商品を並べて1つ上の値段の物を買ってもらう』などいろいろ使えて便利な手法です。
ただし、誘導するためのバナーに魅力が無いと誘導出来ないので、バナー制作ツールの『バナープラス』で魅力的なバナーを作って誘導していきます。
リンクを商品ページにつけるだけですぐ出来るので、簡単おすすめな方法ですよ。
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価格競争を乗り切る3つの方法を実際に使った体験談
過去に私が企業のネットショップ総合責任者として型番商品の店を任された時、やはり型番商品なので価格競争に巻き込まれる事に。
値段が高いと売れないし、値段を安くすると利益が出ない。そんな価格の設定に悩んで色々な本や教材を買って勉強した結果、今回紹介した方法で乗り越える事が出来たのです。
まずは、誘導リンク販売の商品を作る所から初めて最初はとにかく安売りやポイント還元、クーポン券の配布など商品自体に実績を作ってレビューを貯める作業に没頭。
ある程度レビューが溜まってくると商品に人が集まりだしてレビュー数のおかげで購入率も高くなるサイクルに。
すでに人が集まっているので次はここから別の商品に誘導するため、特集ページバナーを設置したり同じジャンルの違う商品バナーを設置したりとにかくお客様を回遊させる事に力を入れました。
バナーを設置した事で他ページのアクセス数もどんどん増えて他の目立たなかった商品も売れるようになりました。
そのあとは『商品ページの購入率を上げると売上が倍になる』っと言う情報を聞いて、ひたすら商品ページの改善。
なぜ売上が倍になるのかと言うと、ネットショップの商品購入率って平均が1%、100人来たら1人が買ってくれるって感じなんです。
で、購入率が2%になると50人中1人が買ってくれるようになるので、売上が倍になるって話ですね。
この時の当店では今回紹介したBEAFの法則を使う事で1%だった購入率が3%にまで上昇、単純計算でも売上が3倍に!
さらに外部流入を増やすためブログの運営を始めて、検索結果で1位になった記事がいくつか出た事でさらにアクセスアップ。
売れるサイクルが売れるサイクルを作りだす事に成功しました。
私が過去に運営していたサイトでしっかりと実績を出した方法なので、ネットショップ運営してて価格競争に巻き込まれて悩んでいるショップさんはぜひとも参考にしてみてください。
ネットショップ運営の悩み!型番商品で使える価格競争を乗り切る3つの方法!まとめ
価格競争を乗り切る3つの方法は、
価格競争を乗り切る3つの方法
- 付加価値を付ける・・・商品や自分に価値をつける事で価格以外の部分に購入してもらう理由を付ける。
- セット販売・まとめ販売をする・・・既製品の組み合わせでオリジナル商品を作る
- 誘導リンク販売をする・・・目玉商品を作って売りたい商品へ誘導する
このようになっています。
商材によって使えるもの使えない物もあったり方法が違ったり、店舗や商材に合わせて変化させる必要はありますが実際に使って効果のあった手法なので価格競争を抜け出したい時には活用してみてください。
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