本記事では、このような悩みを解決します。
「ネットショップ運営しなきゃいけないのに『予算』も『商品』もない!」
会社員時代に、ネットショップ事業部の総合責任者として活動している時には『予算』も『商品』も無いような状態でした。
そんな中、
『限りなくお金も使わず』
『限りなく在庫を持たない』
ようなネットショップを作って、少しずつ成長させていった経験から、今回『小規模から始めるネットショップロードマップ』を作っています。
0からネットショップを育てる方法について知りたい方は、ぜひブックマークして何度も読んでみて下さいね。
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【第0章】ネットショップ運営の心構え
まず、ネットショップ運営で必ず覚えて置いた方がいい心構えから紹介していきます。
ネットショップ運営の心構え
- 感情を切り替える
- お客様と長く付き合う
- 新規顧客ばかり追わない
それでは、ひとつずつ説明していきますね。
感情を切り替える
ネットショップで重要なのは、感情を切り替える事です。
どういう事かと言うと、一定数クレーマーは必ずいるからです。
かなり理不尽な事を言われるので、「あ、これクレーマーだな」って思った時には感情を無にしましょう。
誠心誠意の対応は自分の心が傷つきます。
小規模で自分がいないと成り立たないような状態の時には、とにかく自分の心を守るようにしてください。
お客様と長く付き合う
小規模ネットショップでは、お客様と太く長く付き合っていくのが最善です。
小規模なネットショップって予算が無いため集客費用をあまり使えないんですよね。
なので、既存のお客様を大事にして、顧客満足度を上げていけるかが、小規模なネットショップでは重要です。
新規顧客ばかり追わない
新規顧客を追ってると売れないショップになります。
どういう事かと言うと、新規を増やそうと頑張るほど、既存顧客を切り捨てて市場を拡大させていく事になります。
つまり、リピーターが減っていくリスクがあるわけですね。
新規顧客を増やすのも大事ですが、あまりに新規ばかりに目を向けすぎるのも危険です。
リピーターを大事にしつつ、毎月ほんの少し新規を集めるような無理のない運営をおすすめします。
【第1章】ネットショップ運営の全体像
次に、ネットショップ運営の全体像を簡単に説明すると
- ネットショップ構築
- 開店までの準備
- 販売開始
- ショップ改善
の4ステップに分かれます。
ネットショップは販売を開始するまでの準備期間で全てが決まるので、準備は一番チカラを入れてみてください。
それででは、次の章から具体的なネットショップ運営の方法について紹介していきます。
【第2章】ネットショップのコンセプト作り
まずは、ネットショップを作るためのコンセプトを作っていきます。
コンセプト設計
- だれがネットショップに訪れて
- なにを購入して
- 購入した事でどうなったか?
を決める事でコンセプトのズレないネットショップを作る事が出来ます。
それでは、ひとつずつ説明しますね。
誰がショップへ訪れるのか?
ショップへ訪れる予定のお客様(ターゲット)を決めます。
ターゲットを決める事で、
- 何が欲しいのか?
- 何に悩んでいるのか?
- どう変わりたいのか?
が見えてきます。
ターゲットが決まらないとショップコンセプトが全てズレてしまうので、しっかりと練りこんでいきましょう。
なにを購入するのか?
設定したターゲットが何を購入するのかを決めます。
例えば、
- 学生時代から太ってて恋人が出来た事ないので、痩せてモテたいけど辛い運動はしたくない!サプリとかでお手軽に痩せたい!
- 来週出張に行くけど天気が悪そう。傘を持った方がいいんだろうけど邪魔だなぁ。ビジネスバックに入るくらいのコンパクトで急な雨でもすぐ使える傘が欲しい。
などです。
ターゲットの悩みから商品を決めると『顧客ニーズ』や『コンセプト』が一致した商品を販売する事が出来ます。
購入した事でどうなるのか?
商品を購入した後の未来まで決めておきましょう。
購入した後の未来は商品ページで使います。
具体的にどこで使うのかは、『【第6章】商品ページ作成』で説明しているので、そちらを参考にしてみてください。
【第3章】商品仕入れ
商品を仕入れる方法は、
- メーカー仕入れ
- 海外輸入仕入れ
- 無在庫仕入れ
の3つが主流です。
その中で一番おすすめなのが『無在庫仕入れ』です。
ネットショップ初心者は無在庫仕入れから
ネットショップ初心者は無在庫仕入れから始めましょう。
なぜかと言うと、ネットショップ初心者がいきなり在庫を持っても売れないからです。
無在庫仕入れを行いつつ、『ネットショップで売れる経験』をしてから在庫を持った方がリスクなく運営する事が出来ますよ。
無在庫仕入れの方法は、別記事『無在庫販売出来るネットショップ用の仕入れサイト』にまとめてるので、参考にしてみてください。
【第4章】ネットショップ構築
次に、ネットショップを作っていきます。
ネットショップの構築手順は、
- ネットショップ開業サービスでショップを開く
- ネットショップの初期設定を行う
- ネットショップのデザインを作る
です。
それでは、一つずつ説明していきます。
ネットショップ開業サービスでショップを開く
まず、『メイクショップ』でネットショップを作ります。
なぜ『メイクショップ』かと言うと、ネットショップ初心者でも運営しやすい機能が豊富に揃ってるからです。
例えば、
- ネットショップ運営ノウハウの詰まった資料集
- ネットショップ専任アドバイザー
- 売上アップのノウハウセミナー
- 電話・メール・掲示板よるサポート
- メイクショップ独自の集客機能
などなど。
右も左も分からない初心者は、『メイクショップ』で運営ノウハウをしっかり身につけてから、『Shopify』や『カラーミーショップ』のような格安ネットショップ開業サービスに移行した方が成功までの時間を短縮出来ます。
ネットショップの初期設定を行う
次に、ネットショップの初期設定である
- ショップURL(ドメイン)の設定
- 販売者情報の登録
- ショッピングカート事にある初期設定
などを行っていきます。
個人でネットショップを行う場合には、「自宅の住所を知られるのが怖いな」って不安があると思います。
そんな時には、『ネットショップ運営で住所を知られたくない方法』を参考にしてみてください。
ネットショップのデザインを作る
次に、ネットショップのデザインをしていきます。
ネットショップのデザインは自分の好きなデザインではなく、『売れてるネットショップ』を参考に作ります。
どういう事かと言うと、『売れてるネットショップ』はすでに成功してる実績があるのでマネすると成功しやすいんです。
なので、基本的にネットショップのデザインは自分の競合になりそうなショップ2~3個を組み合わせてマネして作っていきます。
【第5章】キーワード調査
次に、商品キーワードを調査します。
理由は、商品ページのタイトルにするからですね。
調査方法としては、商品ページ用キーワードツール『Kouho』を使って実際に使われてるキーワードから設定していきます。
もし、検索数が少なすぎて『Kouho』でキーワードが出てこない時には『キーワードプランナー』や『ラッコキーワード』を使う時もあります。
商品ページのタイトルを付けるときには、実際に検索されてるキーワードから作った方が一目に付きやすくなりますよ。
【第6章】商品ページ作成
商品ページを作る時には、商品販売用コピーライティングテクニック
- BEAFの法則
- 新・PASONAの法則
を使って商品ページを作ります。
『BEAFの法則』や『PASONAの法則』ついては、別記事『売れる法則大公開!ネットショップ攻略ガイド』を参考にしてみて下さい。
【第7章】バナー作成
おすすめ商品ページへ誘導させるためのバナーを作っていきます。
簡単に売れるバナーを作るためには、競合ショップが作ってるバナーを参考にするとお客様の興味を惹きやすいバナーを作る事が出来ます。
具体的なバナーの作り方については、別記事『ネットショップバナーの作り方』を参考にしてみて下さい。
【第8章】内部リンク設定
次に、内部リンクを設定していきます。
設定するべき内部リンクは、
- おすすめ商品(バナーリンク)
- 関連商品(バナーもしくはテキストリンク)
- メイン商品(バナーリンク)
の3つです。
それでは、ひとつずつ説明していきますね。
おすすめ商品とは
おすすめ商品とは
- セール中の商品
- 新商品
- 話題のトレンド商品
の事です。
上記のような商品を人の興味を惹きやすいため、バナーリンクで目立たせて誘導します。
メルマガやLステップなどで宣伝する時にも使える商品達です。
関連商品とは
関連商品とは、
- セットで一緒に買われやすい商品
- 見てるの商品の最新版
- 見てるの商品に似てる商品
の事です。
何かしらの関連性があるので、一緒に買って貰ったり、値段の高い似た商品へ誘導したりする時に使います。
Amazonでは必ず使われているテクニックです。
メイン商品とは
メイン商品とは、『一番利益率が高く、自分達が売りたい商品』の事です。
ネットショップ運営の最終的なゴールは、『メイン商品』を購入してもらう事。
いろいろな商品からリンクをつけて誘導し、メイン商品の購入率を高めていきます。
【第9章】販売戦略
ネットショップの販売戦略は、
- 値段が安く、購入されやすい商品で人を集める
- 集めた人、集客用商品からメイン商品へ送客する
- 購入して貰ったら顧客満足度を上げてリピーターになってもらう
この3つを繰り返す事です。
大勢の新規顧客を集めるのではなく、1人1人のお客様を大事にして、しっかりとお店のファンになってもらいます。
お店の売上はリピーターの数によって安定します。
具体的なリピーター施策については、『【第10章】リピーター施策』を参考にしてみて下さい。
【第10章】集客方法
ネットショップの集客方法は、
- 広告集客
- ブログ集客
- SNS集客
の3つがあります。
本記事では、『予算のない小規模ネットショップ向け』に作っているので、お金のかかる広告集客の説明はしません。
残りの『ブログ集客』と『SNS集客』について説明していきますね。
ブログ集客する方法
WordPressで自社ブログを作って、Google検索から見込み客を集客していきます。
ブログ集客するコツとしては、
- 人の悩みを解決する記事を書く
- キーワード検索して実際に調べてる人が多いキーワードで記事を書く
- ブログ記事の解決方法が、『自社の商品を使う事』になってるか意識する
この3つの要素を入れてブログ記事を書く事で、ネットショップの集客用ブログが出来上がります。
具体的なブログの作り方については、別記事「稼ぐブログを作るためのロードマップ」を参考にしてみて下さい。
SNS集客する方法
ネットショップのSNS集客では、現状『インスタグラム』が一番おすすめです。
理由は、
- インスタグラムで商品を探すニーズがある
- インスタグラムにショップ機能がある
- インスタグラムから直接商品ページへ誘導する事が出来る
などのメリットがあるからです。
ストーリーズを使ったり、インスタグラムで集めたフォロワーをLステップが導入されたLINE公式へ誘導したりする事で、ネットショップへ誘導する事が可能になります。
【第11章】リピーター施策
ネットショップのリピーター施策は、
- 次回利用できるクーポン券
- メルマガ
- Lステップが導入されたLINE公式アカウント
の3つです。
それでは、ひとつずつ説明していきますね。
クーポン券でリピートして貰う
リピート施策として、『次回利用できるクーポン券』を発行します。
クーポン券を発行する事で、「せっかくクーポンあるなら使わないと損だな」って意識を持たせる事が出来ます。
クーポン券の内容は何でもよくて
- 50%OFFクーポン券
- 1000円割引クーポン券
- 送料無料券
などをよく使っています。
『次回使えるクーポン券』の使用率は低いものの一定するリピートしてくれるので、しっかりと効果がある施策です。
メルマガでリピートして貰う
定期的にメルマガを送る事で、リピートしてくれるようになります。
ただし、最近はメールを見ない文化になってきたので、メルマガはあまり推奨しません。
お客様が会社とかならまだ見てくれるんですが、一般ユーザーになると極端にメルマガの開封率が落ちます。
それでも、まだまだ見てくれるお客様もいるので、リピーター施策としては効果的です。
Lステップ導入後のLINE公式アカウントでリピートして貰う
Lステップが導入されたLINE公式アカウントでリピートして貰うのが現状では最強のリピート対策です。
実際に、YAHOOショッピングもLINE公式アカウントへの誘導にチカラを入れています。
LINE公式アカウントを使う事で
- 開封率がメルマガの6倍
- 顧客の情報を詳しく集める事が出来る
- 売りたい商品へ自動で誘導出来る
- 顧客対応が自動化出来る
- 顧客の購入心理をグラフ化出来る
など、かなり大きなメリットがあります。
ただし、LINE公式アカウントは知識無しに運営するとアカウント停止が恐れがあります。
私は、Lステップ構築で日本No.1の『ワンダフルステップ』に入会してLステップ構築をマスターしたので、完璧に使いこなす事が出来ます。
LINE公式アカウントを使って売上を作りたい人は、次の関連記事を参考にしてみてください。
【第12章】データ分析、ショップ改善
ネットショップを3か月運用した後は、データを分析していきます。
なぜかと言うと、データを分析する事で、よりよいショップ作りをする事が出来るからです。
具体的には、
- アクセス数
- 購入率
- 客単価
の3つを見ていきます。
『アクセス数』『購入率』『客単価』を「どうすれば上げる事が出来るのか?」を考えつつ、改善案を出して改善していきます。
ここで大事なのは、データ(数字)を使って改善する事です。
データを使う事で、改善されているのかどうかを客観的に判断する事が出来ますよ。
最後に、
最後に、ネットショップは
- 計画
- 実践
- 分析
- 改善
の繰り返しです。
「どうすればお客様の満足度を上げるショップが作れるのか?」を考えながら、集めたデータの数字を上げていく施策を繰り返していきます。
計画的に運営する事で、売れるネットショップを作る事が出来ますよ。