本記事では、このような悩みを解決します。
価格競争の激しい型番商品、「物が同じならどこで買っても同じ」っと考えられているため、「どうやって戦略を組み足ればいいの?」って思っちゃいますよね。
そこで本記事では、私のショップで行っている施策について紹介していきます。
ヤフーショッピングのSEO対策とは?
ヤフーショッピングのSEO対策のポイントはざっくり3つ。
- 売上実績
- 購入率
- 回遊率
です。
モール側としては、
- 『売れる商品を上位に表示したい!(手数料が手に入るから)』
- 『購入率の高い商品は検索ニーズに一致している!(つまり売れやすい)』
- 『回遊率の高いサイトは顧客の興味を惹ける商品が並んでいる!(売れる商品が多い)』
と考えている事から、上位に表示したい商品扱いになるわけですね。
実際に、うちの商品も上記3つのポイントが高い商品ほど上位表示されやすい傾向にありました。
他にも細かな条件はあるのかもしれませんが、店舗側が意識するのはこのくらいでも十分だと思います。
※2019年以降、回遊率の重要度が少し下がったかも
ヤフーショッピングで認知される方法は?
ヤフーショッピングで認知される方法は3つ、
- 広告で認知される
- 検索結果で認知される
- 商品価格比較で認知される
です。
では、一つずつ解説しますね。
広告で認知される
広告の種類は色々あるのですが、一番目に着きやすいのは検索した時のTOPに表示される【PR枠】でしょう。
オークション形式のため、ジャンルによっては予算が飛ぶように無くなります。
主に、『新規ユーザー』に対して見せてる広告ですね。
『初回購入は赤字になるが、その後のリピーター施策によって黒字化させる』
そんな時に使う手法です。
PR広告は通常検索に比べて購入率が下がる傾向にあるので、予算があって「多少の赤字も将来のための投資」と考える事が出来るようなショップ向けです。
予算が少ない時に使うと資金がショートするので、『いくらまでなら投資できるか?』を考えて使ってみて下さい。
検索結果で認知される
検索結果での認知は、特定のキーワードで検索した時にTOPに表示される商品達です。
多くの店が検索結果のトップ表示を狙ってると思いますが、検索でトップを取るためには『売上実績』がかなり重要視されます。
検索結果で上位を取るのは簡単ではありませんが、上位表示されてる商品は多少値段が高くても売れるようになるので、絶対に狙いたい枠ですね。
商品価格比較で認知される
最後に、『最安値比較』による認知です。
【商品代+送料】で最も安い商品を上位に持って来てくれる検索画面。
店舗側が唯一自社で操作できる場所です。
値段さえ安ければトップ表示を狙えるので、広告を使えるだけの予算が無いうちは『最安値』を狙う戦略がおすすめ。
広告と違い、赤字の管理を自分達で計算しながら設定できるので、『赤字=広告費』って考えが出来ると結構使い勝手の良い場所です。
型番商品の売上実績を作る方法
型番商品で売上実績を作るためには、
「この商品の最安値を見る」で表示される『価格比較』でトップを取ります。
つまり、誰よりも安く売るって事ですね。
とくに型番商品ってどれを買っても同じなので、「同じ商品なら安い方がいい」と考えて購入する層が一定数います。
私の店では「同じ商品なら安い方がいい」と考える人たちをターゲットにしているため、他店よりも安い値段を提示して販売しています。
さらに、価格比較に加えて
【価格が安い順】でも一番安く売れるように設定しています。
ただし条件として、「赤字があまりにも大きすぎる場合には乗らない」ようにしていますがね。
赤字計算の方法について
赤字計算の方法はExcelで表を作っておくと管理しやすいです。
当店の場合だと販売額は
販売額の計算式
仕入単価×消費税×1.3=販売額
って感じですね。
ヤフーの手数料は約6~7%ほどなので、多めに見て10%計算。
利益の計算式
販売額(送料含む)-販売額の10%(手数料)-仕入単価(送料含む)=利益
この利益の範囲が許容できるマイナスかどうかによって、最安値に乗るか乗らないかを判断しています。
最安値に乗れる物があればガッツリと最安値を狙って売上実績を作っていくパターンです。
回遊率上昇を狙う
最安値戦略で売上実績が増えてくると自然に商品が上位表示されるようになります。
上位表示されると商品からのアクセス数が一気に増えるので、次は回遊施策を行います。
どういう方法かと言うと、
- 関連性のある商品
- 新しい型の商品
- 似た商品
などに向け、バナー・テキストリンクなどで回遊して貰います。
回遊して貰う事で、他の商品の認知度も上がって売上実績を多く作る事が可能になるわけです。
この方法を『入り口戦略』と言います。
外部流入を使った集客方法
そんな時に使えるのが
- SNS
- ブログ
- google広告
です。
SNSでフォロワーを増やして自店舗向けの濃いファンを作ったり、ブログで顧客の悩みを解決してファン化したりする方法などは結構一般的ですね。
もう一つ、実はあまり使われてないのが『google広告』です。
ヤフー内での広告競争は結構激化していて値段が高いのですが、『google広告』を使って集客してるショップは少ないため結構穴場です。
注意点として、『google広告』はジャンルによっては値段が跳ね上がりすぎる傾向にあります。
例:美容、ダイエット、金融系など
この辺りで広告を使おうと思うと、ヤフー広告よりも高くなる可能性があるので要注意です。
ヤフーショッピングSEO!型番商品の売上実績を作る方法まとめ
ヤフーショッピングで型番商品の売上実績を作る方法は
- 最安値比較・最安値検索で上位を取って「安い商品が欲しい」人をターゲットに実績を作る
- 検索結果が上がってアクセス数が増えてきたら『回遊施策』を行い、別の商品も含めた実績を作る
- 検索で上位が取れるようになったら、値段を調整して利益を取る
こんな順番で運用していくと、予算をあまりかけずに売上実績を作って上位表示を狙う事が出来ます。
ただし、ヤフーショッピングは検索比較や検索順位の入れ替えに時間がかかるのか3日、4日しても表示が切り替わらない場合があります。
表示の切り替えに時間がかかる事があるので、少し様子を見てあげてください。
型番商品を販売してる人は、参考にしてみてください。