ネットショップを運営しているなら一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
消費者行動「AISASの法則」
今回はAISASの法則とは何か?どのように使うのか?についてのお話となります。
AISASの法則とは?
ネットの消費者行動「AISASの法則」とは、
Attention | 認知 |
Interest | 興味 |
Search | 検索 |
Action | 行動 |
Share | 拡散 |
の5つからなる顧客の購入までの行動を表した物になります。
例としては、ネットで見つけた物に興味が出てgoogleで検索して買う。買った後にレビューもしくはSNSで拡散する。
と、いった流れです。
言われてみればごくごく当然の流れですよね?
AISASの法則の使い方
一例として、「メンズ用の洗顔を売りたい」とします。
Attention(認知)
ではまず、Attention。
お客様に認知して貰うために何をすればいいでしょうか?
広告やバナー、自社ブログや口コミ、実店舗においてもらう。などが思い当たります。
今回は広告で知ってもらう事にしましょう。
Interest(興味)
広告であなたの商品ページを訪れたお客さんはあなたの商品ページを見て興味を持ちます。
当然ですが、ここで興味を持ってもらう商品ページが必要です。
ペルソナ(顧客のターゲティング)を設定してお客さんが欲しいと思わせる情報を並べ購入意欲を刺激してあげましょう。
Search(検索)
しかし、興味が出ただけでは、購入にまでは至らないでしょう。
お客さんの心理としては、「大丈夫かな?」「本当に良い物なのかな?」などの不安があります。
すると次はあなたの商品を商品レビューやgoogle検索、SNSなどで情報を集めようとします。
商品レビューはお客さんに書いてもらわないとどうにもならない部分ですが、google検索やSNSなどは自社でなんとでも誘導が可能です。
例えばブロガー、インスタグラマーなどに依頼して宣伝をして貰う。
「そこまでのお金が出せないよ」と、言う場合であれば、いっそのこと自分で使用感のブログを書いちゃいましょう。
あなたの商品について検索しているのですから、かなりマイナーなキーワード、型番や商品名で検索してくるでしょう。
と、なると競合ブログ自体が存在しないので、自然とTOP表示されるのです。
あとは思う存分、ブログ内で良さを伝えてください。
Action(行動)
使用感ブログやSNSで調べたお客さんはもう購入せずにはいられない状態です。
ここで迷うことなくあなたの商品ページを再度訪れて貰えるよう、最初の検索で訪れた時にお気に入り登録をして貰うようにしましょう。
その際にはお気に入り登録をして貰う事によるメリットを伝えるのも効果的です。
例:お気に入り登録して貰うとセール情報がわかります。など
さらには時間限定のセール販売などしても購入までのハードルが下がって買いやすくなりますね。
商品ページの作りやカートまでの導線などをしっかり見直し、購入時のハードルを上げないよう心がけましょう。
Share(拡散)
そして非常に重要なのがShareの部分です。
レビュー、SNS、ブログなどに拡散されれば、あなたの商品の認知度や信頼性が向上する事になります。
「ネットショップでのレビューはお金を払ってでも貰え!」と言われるほど重要ですし、ブログに書いて貰えれば半永久に検索営業マンとして働き続けてくれます。
そして、いまの10~20代はgoogleではなくSNSで検索する傾向にあるため、SNSで流れてきた情報も認知に非常に役立ちます。
購入してくれたお客さん自身にも、ただ「買った商品」だけでなく「自分が気に入ってレビューまでした商品」と、特別な存在へアップグレードします。
お客さんの記憶の中に特別な存在として残っているわけですから、リピーターになってくれる確率が高くなります。
まとめ
最近では、「もうAISASは古い!次は○○だ!」などと言われる傾向にありますが、人の行動はそう簡単に変わる物ではありません。
そもそも、AISASも使えないうちにさらに別の物に手を出した所で、結局使わない知識が増えるだけです。
まずは、一つ一つ、古くてもいいので使いこなせる事にフォーカスしてみてはいかがでしょうか?
AISASの法則を使えばきっとあなたのビジネスがワンランク上のビジネスモデルとなるでしょう。