結論から言うと『レンタルオフィス』を利用する事で住所を非公開のままネットショップを運営できます。
本記事こんな方におすすめ
- ネットショップの住所を非公開にしたい。
- 返品があった場合に個人の住所を知られずに返品を受け取りたい。
- 自分の電話番号も隠して運営したい。
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ネットショップの住所って匿名にしてもいいの?
ネットショップの住所を非公開にする事は禁止されています。
ネットショップを運営する時には『特定商取引法の表記』と言われる実際に作業をしている住所を記載する義務があるのです。
※詳しくは消費者庁サイト「特定商取引法ガイド」に記載があります。
具体的な特定商取引法の表記は以下の通り
特定商取引法の表記ルール
- 運営者の氏名
- ネットショップを実際に運営している活動住所
- お客様からの連絡が取れる電話番号
最低でも上記の3つが必要となります。
『MakeShop』や『BASE』や『Shopify』などの最近のネットショップ開業サービスでは特定商取引法の表記は必須項目、必ず記載する必要があるので匿名と言う設定そのものが出来ません。
※一部Wodpressなどでネットショップを作る場合などは特定商取引法の表記そのものを消す事も可能
検索できないようにするのは不可能ですね。
これは文字ならコピペですぐ出来るし、画像だとしても自分で打ち込めますからね。
あと画像にするとGOOGLEの検索に引っかからない!って言う意見も頂いた事あるのでついでに補足すると、これも今後使えなくなります。
これはGoogle SEOとかの話になるので本筋から脱線しますが、Googleは2008年に「Recognizing Text in Images」と言う画像の文字の中にある文字を認識する特許を取っています。
そして2021年現在、GoogleはOCRと言う『光学文字認識』って機能を一般公開しています。
OCRを使うと結構高い精度で画像内の文字を読み込む事が出来るんです。
このOCRを使ったアプリが『Eight』などの名刺交換アプリ。
どのくらいの精度があるのか無料なので試して頂ければわかると思います。
画像内の文字認識の能力が高まった事によっていままで読めなかった画像の中の情報なども読めるようになってきてます。
文字を画像にしたら読み込めないって言うのも今後は通用しなくなってくるでしょう。
ネットショップ運営で住所を知られたくない!非公開にする方法
個人でネットショップを運営していると「住所をネットに出す事で何か起こるんじゃないか?」って不安ですよね?
そこで、自宅の住所を公開せずにネットショップを開く方法を紹介します。
レンタルオフィスを借りる(おすすめ)
自宅の住所を公開したくない時にはレンタルオフィスを借りるのがおすすめです。
理由としては3点
レンタルオフィスを借りる理由
- 自宅の住所がバレる事がない
- google mapで住所検索された時にオフィスだと企業感が出て信頼できる
- 法律的にも合法
レンタルオフィスを借りれるサービスとしては『BIZcircle』と言う物があります。
保証金、敷金一切不要で水道光熱費やネット利用料も定額制と安心して使えるオフィス。
全国対応していないので一部地域のみとなりますが、オフィスを借りてちゃんとネットショップを運営していくためには便利の良いサービスです。
レンタルオフィスのメリット・デメリット
レンタルオフィスを借りる事によるメリット・デメリットを紹介!
レンタルオフィスのメリット
- オフィスでの作業になるので自宅が汚れなくて済む。
- オフィスを借りる事で気が引き締まる。
- 法律的にも合法な住所を記載できる。
レンタルオフィスのデメリット
- 月額費がそこそこ必要
- 通勤する手間が増える
- 地方だとレンタルオフィスをやっている所が見つけにくい
ネットショップを事業としてやるようになると人も増やしていく必要があるので、レンタルオフィスを利用するようになります。
『BIZcircle』などのレンタルオフィスサービスを利用して自分にあったレンタルオフィスを探してみてください。
バーチャルオフィスを借りる
って時にはバーチャルオフィスを借りる事で自宅の住所を使わずにネットショップを開く事が出来ます。
バーチャルオフィスって言うのは住所だけを貸してくれるサービスです。
ネット事業をやっている人の間では利用者も多く、月額費も安いのが特徴。
バーチャルオフィスで有名なのはこちら
バーチャルオフィス一覧
- Karigo・・・全国45拠点!好きな住所が使えるバーチャルオフィス
- バーチャルオフィスのワンストップビジネスセンター・・・千代田区で利便性の高いバーチャルオフィス
- レゾナンス・・・東京都の一等地の住所が使えるバーチャルオフィス
月額費が月990円から利用できるのでネットショップを開業したいばかりの人にぴったりのサービス。
こういった疑問が生まれてくると思いますが、現状では問題ないと言う状況です。
っと言うのも、表向きには「ネットショップに記載された住所で活動している必要がある」っと消費者庁「特定商取引法ガイド」に記載があるものの、実際には個人や中小企業の活動まで把握できないので野放しです。
裏話として、企業でも新規事業としてこっそり自社ネットショップを開く時に自社が持つ工場だったり倉庫だったりをネットショップの住所にしちゃうような事があります。
実際バーチャルオフィスはネットショップの住所としてよく使われていますし、バーチャルオフィスの『レゾナンス』はみずほ銀行と連携してたりします。
バーチャルオフィスを使った悪質な犯罪が増えない限りは見て見ぬふりをしているといった所でしょう。
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バーチャルオフィスのメリット・デメリット
バーチャルオフィスを使うメリット・デメリットの紹介です。
バーチャルオフィスのメリット
- 月額費が安い
- 住所以外にも転送電話や商品の受け取り転送もやってくれる
- 信用のある一等地に住所が持てる
バーチャルオフィスのデメリット
- 解釈次第でグレーゾーン
バーチャルオフィスは解釈の仕方によってOKだったりNGだったりとちょっとグレーゾーンな扱いです。
それでもいま現在バーチャルオフィスの利用者は多く、特にデメリットらしいデメリットも無いので使い勝手も良いですね。
使えるうちに使っておいてダメになったらその時に変えればいいかなって思います。
実際に見つけたネットショップの住所を誤魔化していた例
ネットショップの住所を完全に隠していた例を紹介します。
これは私がメーカーで働いていた時に見つけたネットショップの話ですが、楽天でメーカーが定めた最低販売価格を守らないお客様がいました。
そういうお客様には注意をする必要があるので、住所からどこの会社が運営しているのが調べた所・・・、なんと田んぼが出てきました!
実際にその現場を調べてみても建物は無く田んぼのみ。あまりにも適当すぎる住所を使って販売元を不明にしていたんですね。
楽天は審査が厳しいので架空の住所はダメだと思ったのですが、どうやったのか田んぼで運営しているネットショップとかもありましたよ。
さすがにgoogle mapで調べた時にこんなでたらめな住所で運営しているお店を見たらどう思うでしょう?ぜったいその店では買わないですよね?
ネットショップはビジネスである以上、信用・信頼が大事なのでお客様を偽るような事をするのはいかがなものでしょうか。
誠心誠意ちゃんと全力で向き合う姿にお客様は安心感を得ると思います。
ネットに住所を載せた事で起こったトラブル
ネットに住所を載せた事で起こった実際の体験談もお話しします!っと言いたい所ですが何もありません。
実際に個人ショップとして毎日100~300点ほど発送するくらい認知されていますが、自宅へ来た人もいなければ悪質な宅配物を送ってきた人もいません。
せいぜい営業の電話が月に2~3回くるくらいです。
住所とか電話番号とか公開してても思った以上に誰も興味を持ってないって言うのが分かりましたね。
有名人とかでない限りは影響なさそうです。
ネットショップ運営で住所を知られたくない!非公開にする方法まとめ
ネットショップ運営で住所を非公開にする方法は2つ。
ネットショップ運営で住所を非公開にする方法
- レンタルオフィスを使う
- バーチャルオフィスを使う
ネットショップを始めたばかりで資金があまりないけど住所はネットに出したくない!って時にはバーチャルオフィスを利用。
ネットショップの売上があがって人を雇うような感じになってきたらレンタルオフィスって使い方になるでしょう。
最後にレンタルオフィスとバーチャルオフィスをまとめておきます。
レンタルオフィス
- BIZcircle・・・レンタルオフィスが借りれるサービス
バーチャルオフィス一覧
- Karigo・・・全国45拠点!好きな住所が使えるバーチャルオフィス
- バーチャルオフィスのワンストップビジネスセンター・・・千代田区で利便性の高いバーチャルオフィス
- レゾナンス・・・東京都の一等地の住所が使えるバーチャルオフィス
ご自身の環境に応じてレンタルオフィスやバーチャルオフィスを活用してみてください。
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