でも、実際にプログラミングしてると結構必須な機能ですよ。
本記事では私が個人的に使っているHello Worldの使い方を紹介しますね。
本記事はこんな方におすすめ
- プログラミング初心者向け
- C#プログラマーを目指している人向け
- Hello Worldの使い方を知りたい人向け
C#プログラミング入門!Hello Worldとは?
プログラミングを勉強する時にどの本にも一番最初に書いてあるコードが『Hello World』。
使用言語によって書き方は違うのですが、C#の場合にはこのように書きます。
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using System; namespace hello_world { class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); } } } |
これでどのような事が起きるかと言うと、『Hello World』って言う文字が出力(表示)されます。
Hello Worldの使い方
私がよく使うHello Worldの使い方は『エラーの特定』です。
プログラムのコードを書いてるとエラーは付き物、自分ではちゃんと書いたつもりなのに思いもよらない所でエラーが出て「何がダメなの?」ってなる事があります。
他にも『エラーは出ないけど自分の思った動作と違う』なんて事も。
そんなエラーや自分の思った動作をしない時にHello Worldが大活躍します。
具体的にコードを書いて説明しますね。
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using System; namespace hello_world { class Program { static void Main(string[] args) { int total = 0; string[] str = {"1","2","3","5","7","8" }; for(int count = 0; count < str.Length; count++) { total += int.Parse(str[count]); } } } } |
これは str と言う箱に数字を複数入れて置いて total と言う数字を入れれる箱の中に str の中に入っている文字を数字に変換して足していくって言うプログラムです。
このプログラムはこのまま起動するとエラーを出します。
では、エラーの出たコードをHello Worldを使って解決していきましょう。
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using System; namespace hello_world { class Program { static void Main(string[] args) { int total = 0; string[] str = {"1","2","3","5","7","8" }; for(int count = 0; count < str.Length; count++) { Console.WriteLine(str[count]); total += int.Parse(str[count]); } } } } |
『Console.WriteLine(str[count]);』っと言うコードを1行追加しました。
Console.WriteLine(str[count]);を追加する事で出力画面に str の中身が1つずつ表示されます。
すると、 str の中に入っている文字の"5"が全角なので数字に変換できないって言うのが見つかるわけですね。
今回はサンプルなので自分で数字を入れましたが、実務で使うとなると『誰が作ったか分からない100,000行あるデータ』の中からエラーになった原因を見つけないといけないので目視だと探せないですよね。
さらに列が5行あれば500,000のデータの中で数字に変換できないデータを探さないといけない。
そんなのやってられないんで、Console.WriteLineを挟んでエラーになった付近のデータを表示させて特定しようって事ですね。
動画で解説を見たい方はこちら
Hello Worldを使うメリット・デメリット
今回紹介したHello Worldを使うメリットとデメリットの方も紹介しますね。
Hello Worldを使うメリット
Hello Worldを使う事で『エラーの特定』が簡単に行えます。
エラーが出た直前にConsole.WriteLineを置く事でエラーが出るまでの処理の中身を具体的に目視できるからですね。
人だと何時間かかるようなデータの集合体でも一瞬でエラー原因を特定できるのが大きなメリットです。
Hello Worldを使うデメリット
Console.WriteLineを使うとコードの処理速度が落ちます。
これはコードが1行増えるって言うのもあるけど、出力画面にすごい勢いでデータを出力し続けるのでパソコンへの負担も大きくなるんですね。
なので、エラー特定に使って必要なくなったらコードを削除しとかないとプログラムの動作が遅くなるデメリットがあります。
Hello Worldはこんな人におすすめ
Hello Worldの出力機能はエラー処理をするデバッガーにおすすめです。
実際にプログラムを書いてると「ここの中身なんだろう?」って事が多いので、エラーの特定や挙動の確認などが多い人だとよく使う事になると思います。
Excelの自動化やブラウザの自動化なんてする時にも必須の機能ですよ。
C#プログラミング入門!Hello Worldの使い方まとめ
Hello Worldはエラー処理や挙動の確認のためには必須機能です。
どんな事が原因でエラーになったのか特定しやすいけど、プログラム自体が重くなるので使ったらすぐ消すクセは付けておいた方がいいですね。
私はExcel処理やブラウザの自動化をメインにプログラムを組んでますが、Hello Worldの機能を知ってないと作ってられないです。
新しい言語を覚える時にも『Hello World』は一番最初に覚えるようにしてますね。
今回はHello Worldの使い方を紹介しました。
C#プログラミングを本格的に学びたい人はこちらの本が参考になります。
独学じゃ無理!って人は近くにプログラマーがいるといいのですが、、、。
実はプログラミングって感覚と閃きで覚えてる部分が多いので、結構言語化出来ない事が多く教えにくいんです。
実際に私の知りあいのプログラマーも「人にプログラミングを教えるのは難しすぎて出来ない」って意見が多いので、独学で限界を感じた場合はプログラミングスクールなどのプログラミングを教えるプロから学んだ方が簡単に習得できると思います。
私は独学で習得しましたが、仕事が終わって夜の9時から深夜3時まで分からない所を誰にも聞かずに悩み続け、仕事中もずっとプログラミングの事だけを考え、休憩時間も全てプログラミングの勉強にあてるくらいやれば3か月くらいで習得できました。
プログラミング習得と引き換えに顔面蒼白で目にはクマ、車の運転中に意識が飛んで何度も車の自動ストップに助けられるような生活をしてですが。
もし私と同じような生活が出来るのであれば独学でも習得できます!
ちょっと無理だなって感じたらプログラミングスクールとかで講師に教えて貰いながら習得した方が確実ですね。